フラクショナルQスイッチレーザー

2011年になって
フラクショナルQスイッチルビーレーザーの
情報が入ってきました。

まだスタートしたばかりの段階ですが
どのようなメリットが考えられ
今後どのようになっていきそうか検討します。

メリット:治療の受けやすさ

今までのQスイッチレーザーだと
照射後に絆創膏などの被覆材が必要でした。
少し大きめのシミを除去した場合には
治療後しばらくの間、絆創膏テープが
目立つ生活となります。

働きながらの場合には
勇気のいる治療です。

これがフラクショナルになると
照射後の被覆材が基本不要になるかもしれません。

不要となれば
働きながらでも躊躇することなく
治療を受けることができます。

注意:
全てのケアが不要になるということでなく
光治療と同等のケアですむと考えておくと
よいと思います。

メリット:炎症後色素沈着の発生低下

今までのQスイッチレーザーだと
照射後に炎症後色素沈着が
生じてしまうことがありました。

これがフラクショナルになると
炎症後色素沈着の発生率を
低下させることができるかもしれません。

特に、深い位置にメラノサイトがあるADM治療では
炎症後色素沈着の発生確率が高かったので
期待は高いと思います。

まとめ

以上のメリットというのは
光治療のメリットと同じになります。
照射後に絆創膏が必要なく
炎症後色素沈着も生じにくいのが
光照射治療のメリットです。

それならレーザーでなく
光治療でいいよねとなりそうですが
シミの中には
光では取れないものもあります。
Qスイッチレーザーの威力がないと
取れないシミです。

Qスイッチ・フラクショナルレーザーは
Qスイッチの「威力」というメリットを維持しつつ
光照射治療の「お手軽さ」というメリットも得ようという
良いとこどりの治療になります。

治療回数について

フラクショナルという発想は
正常部分を残しつつ治療していくものです。
1回の治療で仮に20%照射とすると
100%にするには最低でも5回は必要となります。

通常のQスイッチレーザーと比較して
治療回数がどのようになるか不明ですが
情報が入り次第、追加していきます。

フラクショナルQスイッチレーザーの種類

2011年9月現在
Qスイッチルビーレーザーによる
フラクショナル機器は
シミ治療が始まっています。
(Tattoo star effect combo)

その他の波長レーザーについては
どうなっているか不明です。

現状と今後

まだまだデータが少ない段階だと思いますが
フラクショナルQスイッチルビーレーザーでは
照射後に被覆材不要な点と
炎症後色素沈着の発生率低下の点で
ともに良い結果が出ているようです。

「Tattoo star effect combo」には
まだスキャナー機能が付いていないとのことですが
今後もし追加されるようなことがあれば
さらに面白いことになりそうです。

広範囲の照射が容易になれば、将来的に
肌メンテナンスとして使うことも
できるようになるかもしれません。

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