シミの種類:肝斑

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肝斑とは

肝斑は今ではすっかり有名ですが
分からないことは多いです。

定義としては
頬や額などに左右対称性に生じていて
べったりしているシミが肝斑である等と
よく言われていますが
そのような定義自体は
あまり重要ではありません。

重要なのは、肝斑の程度・状態による分類です。
例えば、色で分類するなら
赤みを帯びた段階の肝斑
薄いメラニン色の肝斑
しっかりとしたメラニン色の肝斑 等。

今のところ分類について
あまり情報が出てきていませんが
今後は徐々に出てくると思います。
注目しておきましょう。

肝斑発生の流れ

肝斑のメカニズムは完全に解明されてはいませんが
主要な発生原因・悪化原因として
挙げられているのは以下になります。
(それぞれの相互関係などは不明)

1:「女性ホルモン」・「自律神経」・「ストレス」
2:「紫外線
3:「血管の拡張」・「細胞の炎症

そして、結果として
肝斑というメラニンが生じます。

4:「メラニン

肝斑治療・対策の考え方

上記1~4のキーワードに対して
治療を考えていくことになりますが

1のグループに対する治療は
普通は行っていないと思います。
(婦人科でも対応してないと思います)

2010年11月現在では
2~4に対する対策・治療がほとんどです。
以下、具体的な対策・治療を見ていきます。

補足:
プラセンタ治療は、1のグループに該当するのかも。
但し、プラセンタ単独では肝斑治療は
難しいと思われるので
補助的な治療と位置付けておきます。

肝斑予防対策:紫外線(2の話)

肝斑治療に限らないことですが
紫外線対策は必ず実践してください。

注意:
紫外線対策を重視しすぎて
肌の乾燥対策がおろそかにならないように
注意してください。

血管拡張や細胞炎症について(3の話)

肝斑が出ている部分を調べると
血管の拡張や細胞の炎症が見られるそうです。
(全ての肝斑なのかは不明:注1)

また、炎症が肝斑メラニンを
発生させているとも言われています。

そこで「血管の拡張」「細胞の炎症」を
予防・改善していくことが
肝斑対策・肝斑治療で重視されてきています。

注1:
血管拡張・細胞炎症による肝斑状態と
それ以外の肝斑状態を分けた上で
それぞれの治療法を考えるドクターもいます

肝斑予防対策:炎症の予防(3の話)

最近注目されているのは
洗顔やスキンケアで血管拡張や炎症を
発生・悪化させているのではないかという考え。

テレビ放送(ためしてガッテン)をきっかけに
今では常識となってきたかもしれませんね。

従って、肝斑治療を受けるのであれば
洗顔やスキンケアで肌に
刺激を与えないようにしてください。
(神経質になることはありません)

肝斑の治療手段:トラネキサム酸(3の話)

トラネキサム酸については
血管拡張や炎症の改善と位置づけると
分かりやすいのではないかと思います。
(もともと止血に使われるものです)

実際に肝斑治療では長く使われているもので
有効であることは間違いないと思いますが
炎症が収まってくれるのを気長に待つ治療法です。

さらに積極的に肝斑を消したい人は
トラネキサム酸を内服しつつ、次に説明する
レーザー治療や光治療を受けることになります。

補足情報:
肝斑治療目的では
トラネキサム酸は保険適応になりません。
(他の目的なら保険もありえます)

その他、通常ビタミンC・Eも同時に処方されます。


情報修正:
肝斑は皮膚疾患に該当するので
内服に関しては保険適応とすることも可能。

では、どのような基準で
保険適応としているのか?

実際に保険適応を認めるクリニックも
それなりに存在していますが
明確に基準を出しているところはありません。

肝斑治療で美容目的以外あるのか疑問ですが
そこの先生が保険適応だと思えば
保険が使えるということですね。
各自で確認してみてください。

ただ、内服で保険を使用した場合には
その後、同じクリニックでは
以下に説明するようなレーザー治療を
受けにくくなります。
混合診療になるからです。

もちろん、内服はAクリニックで受けて
レーザーはBクリニックで受ければ
その問題は回避できますが。

肝斑治療とレーザー

肝斑にはレーザーを当ててはいけないと
長年言われてきましたが
それはレーザー照射によって
「炎症」が起きてしまうからです。

炎症状態だから肝斑があるのに
さらにレーザーにより炎症が悪化すれば
当然、肝斑も悪化します。

ところが最近(日本では2008年ころ)
肝斑でもレーザーが有効と言われるようになってきました。

炎症が起こるのが理由で使えないなら
炎症が起きないようにレーザー照射すれば
いいではないかという考えです。

具体的には、低出力で照射することで
炎症が起きないようにしますが(トーニング治療
使用する機種によっては
均一にレーザー照射できて、より炎症が生じにくい
トップハット型が搭載されているものもあります。
機種を選ぶ参考にしてみてください。

トーニング治療で使用されるレーザーの種類

肝斑トーニング治療で使われているのは
QスイッチのNdヤグレーザーです。
どうして、QルビーやQアレキではなく
そしてロングパルスでもないのかについては不明です。
炎症抑制などにも関係してくるのでしょうか?
それとも単にメラニン吸収の問題か?

このあたりは、情報が入り次第、追加します。

肝斑の治療手段:Qスイッチ・Ndヤグレーザー(4の話)

Qスイッチ・Ndヤグレーザーを
「弱く」照射していくことで
肝斑を悪化させずに治療していきます。

このQスイッチヤグレーザーを使用した弱照射治療を
一般に「レーザートーニング」と呼びます。

レーザートーニングで使われる機種

メドライトC6が有名ですが
現在、様々なQスイッチヤグレーザーで
レーザートーニング治療が行われています。

レーザートーニング機種比較のポイント

1:パルス幅
2:スポットサイズ
3:機種自体の性能

【1:パルス幅】
Qスイッチのヤグレーザーを利用するわけですが
Qスイッチと言っても
1ナノ秒~999ナノ秒まであるので
機種によって数値に違いがあります。
具体的には、5ナノ秒~100ナノ秒くらいが
対象になっていくと思います。

他の条件が同じであれば
数値が高いほど弱く打てることになると思いますが
どれくらいが一番適しているかは不明です。

【2:スポットサイズ】
具体的には6ミリ~10ミリくらいが
対象になっていくと思います。

他の条件が同じであれば
数値が高いほど弱く打てることになると思いますが
どれくらいが一番適しているかは不明です。
大きめの方がいいかも?

【3:機種自体の性能】
例えば、トップハット型機種であっても
メーカーの実力によって
どれだけ均一に照射できるかという
性能に差があるようです。

レーザートーニングの効果

機種による差はあると思いますが
低出力での照射なので
「メラニン」は少しずつしか取れません。
治療回数は4、5回くらいでしょうか(1クール)。

ただ、肝斑は普通のシミのように
確実に取れると言い切れるものではないので
その点は、理解しておくことですね。

これは再発とも関係しますが
炎症が続く原因を止められなければ
いくらメラニンを除去しても
新たにメラニンが出来て治らないかも。

補足情報

前述の炎症状態肝斑とその他肝斑とを
分けて考える立場だと
Qヤグレーザー治療が有効なのは
その他肝斑となります。

肝斑の治療手段:578nmレーザー(3の話)

578nmレーザーも肝斑治療で注目されています。
デュアルイエローレーザーに搭載されています。
ヘモグロビン色に良く反応する578nmレーザーを使い
血管拡張を抑えることで肝斑も抑えていこうとする治療です。

肝斑の治療手段:ロングパルスNdヤグレーザー(3の話)

波長1064nmのヤグレーザーは
ロングパルスでも肝斑治療に使われることがあります。
具体的には、ジェネシスなどが使われています。
これも血管に注目した治療になります。

肝斑の治療手段:1927nmレーザー(?の話)

1927nmレーザーを利用した肝斑治療もあります。
現在、フラクセル3に搭載されています。
どのような理論で治療していくのか
まだよくわかりませんが効果は出ています。

特徴としては、即効性があります。
トーニング治療は4、5回の治療が基本ですが
フラクセル3では、1回、2回で
効果が生じるようです。
これは注目しておいたほうがいいと思います。

肝斑の治療手段:光照射(4の話)

光照射治療に詳しい一部のクリニックでは
光照射による肝斑治療を行っていて
結果も出しているので(メラニンを消す)
手段の1つとして考えてもよいと思います。

これもレーザーのトーニングと同じで
弱く照射していきます(波長は長め)。
光トーニング治療と呼んでおきます。

ただ、光照射の場合には
エステのような所でも使われており
安易に治療を受けるのは危険です。

肝斑治療については
ドクター照射が必須と考えてください。

なお、光照射機器の中では
ライムライトが肝斑治療としては
一番評判がいいと思います。

肝斑の治療手段:トレチノイン(4の話)

トレチノインでも治療可能です。
ただ、治療中の肌の状態を考えると
社会人には少し難しい治療手段となります。
手入れの煩雑さもあります。

再発について

どの肝斑治療でも同じですが再発は起こりえます。
肝斑の発生・悪化要因が完全に
解明されているわけではないので
再発も仕方のない部分があります。

最低限、洗顔スキンケア対策や
紫外線防止対策は行いましょう。

潜在性肝斑について

この言葉は覚えておいたほうがいいですね。
今は隠れていて見えていないけど
見えない所では肝斑のベースが出来ている状態
とでも言うのでしょうか?

レーザーやフォトやフラクセル等により
肝斑が出てきたという噂話は聞いたことがあります。
治療の刺激によって肝斑スイッチが入り
表に肝斑が出てくるということなのかな?

どのような理由で表に出てくるとか
事前に調べて防ぐことができるのかとか
ほとんど情報が出ていない段階だと思います。

とりあえずは、「潜在性肝斑」という
キーワードだけ知っていればよいのでは。

クリニック選びについて

肝斑治療は経験豊富でなければ
対応できないこともあります(混在型など)。
ただ、実際に経験豊富かどうかは分からないと思うので
肝斑に対する情報発信(ブログや学会発表)で
選んでいくしかないと思います。

美容皮膚科ナビでも
一応、詳しそうなクリニックを選んでおきますが
各自でいろいろと調べてみてください。

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