レーザーアブレージョン

昔はグラインダーを使った
アブレージョンもありましたが、
現在は、ほとんど行われていません。
一言で言うなら雑です。

現在は、レーザーを使用した
レーザーアブレージョンが主流となっています。

症例写真等は以下でまとめています。

浅めのニキビ跡治療の症例写真はこちら
深めのニキビ跡治療の症例写真はこちら
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レーザーアブレージョンの種類

使用されている波長は
蒸散系に分類されるレーザーです。

炭酸ガスレーザー(10600nm)、
エルビウムヤグレーザー(2940nm)
エルビウムYSGGレーザー(2790nm)などです。

昔と比べてどうか?

これまで何度もアブレージョンだと
ダウンタイムは長くなると言ってますが

例えば、レーザー自体の性能がアップしていたり
術後管理の方法も進歩しているので
昔に比べれば、ダウンタイムの長さも
改善されていると思います。

ダウンタイムの長さ

最新レーザーを使用して
術後管理もしっかりしたとして
ダウンタイムの長さはどうなのか?

フラクショナル治療に比べれば
長くなることは間違いないわけですが
一律にダウンタイムを考えないほうが
よいと思います。

どこまで広く削るか
どこまで深く削るかが
大きく影響してくると思うので
その検討をするべきです。

部分的なアブレージョン

両頬全体にずっと赤みが続く状態に比べれば
一部分のみ赤みが続く状態なら
心理的な負担は減ると思います。

深いアブレージョン

炭酸ガスレーザーであれば
深い位置に合わせて
削れなくもなさそうですが
実際に深くまで削っているクリニックは
ほとんどないように思います。

患者さんがお願いしても
引き受けてくれるドクターは
少ないと思います。

フラクショナル治療により
凹みが浅くなっていくのであれば
そこまでリスクを負う必要はないですから。

なお、深いニキビ跡に対応しているクリニックでは
ある程度アブレージョンで削ってから
さらに「くりぬき」で深い瘢痕を取り除き
治療しているところもあります。

浅いアブレージョン

深いニキビ跡でないなら
浅めのアブレージョンで対応できます。

ただ、浅めのアブレージョンであっても
ダウンタイムは長くなります。

対応レーザーは
炭酸ガスレーザーだけでなく
エルビウムヤグレーザーや
エルビウムYSGGレーザーも
候補になってきます。

浅いアブレージョンであれば
フラクショナルを高密度で照射する方法も
同時に検討してもよいのかも。

比較

炭酸ガスとエルビウムヤグで
どちらの方がアブレージョンに
適しているのか?

両者の大きな違いとして
熱拡散と止血作用があります。

炭酸ガスレーザーは
熱拡散するので(少ないタイプもある)
止血作用が強くなります。

これに対して、エルビウムヤグレーザーは
熱拡散が弱いので止血作用がありません。

このことをどう評価するかです。
出血を防止して、どんどん削れるのが
良いと考えるのか
それとも出血するのは面倒だが
熱作用の少なさからの
回復の早さを良いと考えるのか。

この炭酸ガスとエルビウムヤグの比較は
ニキビ跡治療だけでなくホクロ除去治療でも
同じような議論があります。
最終的には、ドクターの好みで
選択が分かれる場面です。

なお、ニキビ跡治療においては
皮膚の再生には
どちらが有利なのかという視点での
比較検討も必要になると思います。

アブレージョン治療する場合

まずは、真皮のどこまで削るのか確認。
あと、術後管理もしっかりしているか確認。

使用するレーザーについては
その性能が重要になるので
有名メーカーの機種が良いと思われ。

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