医療機関でニキビを潰す

ニキビは潰してはいけないと
よく言われますが、
ニキビの膿を早く出した方が
ニキビは早く治ります。
ここでは、医療機関で行われている
ニキビの膿出しについて解説しておきます。

以下のページも関係するので
参照してください。

ニキビは潰してもいいのか?

ニキビ膿出しの位置づけ

ニキビ膿出しは対症療法になります。

ニキビ治療には
出来てるニキビを治癒する面と
新たなニキビ発生を予防する面の
2面性がありますが

ニキビ膿出しは
治癒がメインとなります。

ニキビ膿出しのニキビ治療ガイドライン評価

ニキビ治療ガイドラインでは
面皰圧出の推奨度はC1です。
なお、解説を読むと対象は
面皰だけでなく、炎症性皮疹も
含まれています。
(CQ32)

保険診療のニキビ膿出し

医療機関でのニキビ膿出しは
保険診療でも可能です。

一般には、ピンセットのような形状の
先端に穴が開いた器具を利用します。
その器具をニキビ部分に押し当てて
ニキビの膿を押し出します。

但し、その道具を使用した場合には
限界があることを知っておきましょう。

やり方は、指で潰す場合と
ほとんど違いはありません。
若干、圧をかけやすくなるくらいです。

時間がかかる作業のわりには
保険診療で収益が少ないので
どこまで対応してくれるか微妙な点も問題。

自由診療のニキビ膿出し:出しやすくする

上記の専用器具を利用する場合でも
先にピーリングをしたり
インディバなどで毛穴を開かせておくと
こちらも若干ですが
ニキビの膿は出やすくなります。

厄介なニキビ

対象のニキビが面皰であれば
圧出をしても、しなくても
同じじゃないの?と
美容皮膚科ナビでは考えています。

そして、炎症性のニキビには
膿が出やすいタイプと
膿が出にくいタイプがあると考えます。

厄介なニキビというのは後者の
膿が出にくいタイプのニキビです。

このタイプを自分で潰そうとすれば
さらに悪化する確率が高くなります。
(詳しくは、ニキビは潰してもいいのか?へ)

また、上記で解説した
ニキビ圧出専用器具を使用しても
結果は同じようなものでしょう。

以下、厄介なニキビに対して
どのような方法があるか考えます。

炭酸ガスレーザーによるニキビ膿出し

炭酸ガスレーザーは
CO2レーザーとも言います。

膿が出にくいタイプのニキビに
極細の炭酸ガスレーザーを照射し
膿の出口を強制的に作ることで
ニキビ膿出しが可能になります。

但し、ニキビの膿を出し切ることが
本当に出来るのか等
まだまだ情報不足の状況です。

エルビウムヤグレーザーによるニキビ膿出し

エルビウムヤグレーザーは
炭酸ガスレーザーと同じように
皮膚に細く穴をあけることが可能です。

熱影響はエルビウムの方が
少なくなります。

こちらも情報不足です。

フラクショナルレーザーによるニキビ膿出し

上記の炭酸ガスレーザーや
エルビウムヤグレーザーは
フラクショナル照射が可能な機種が
存在しています。

主に、ニキビ跡治療で使われていますが
ニキビ膿出しも可能です。

こちらも情報不足です。

メスによるニキビ膿出し

ほとんど行われていませんが
手術用顕微鏡で患部を見ながら
マイクロ摂子を使用して
ニキビ膿を排出させることに
対応しているクリニックもあります。

確実性でいえば
これが一番に思えますが
現実的か?と問われれば
無理でしょうね、となります。

本気で取り組むなら
自由診療で料金を高くせざるをえないし
料金を高くすれば
繰り返し生じるニキビでは
治療を受けようと思う人は
少なくなるからです。

外部リンク:
メスによるニキビ膿出し

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