光照射機器の限界を知っておくこと

フォトフェイシャル系は、
ADM、肝斑、薄いシミが苦手です。

Qスイッチレーザーや
ピコレーザーには勝てません。

以下、具体的に説明していきますが
その前に、名称やバージョンについて解説しておきます。

名称について

ルミナス社の光機器だけ
フォトフェイシャルという言葉が使えます。

他社の光機器製品は
フォトフェイシャルが使えないので
独自の名称が付いています。
例えば、以下の製品です。

アイコン(サイノシュア社)
フォトRF(シネロンキャンデラ社)
ライムライト(キュテラ社)
BBL(サイトン社)
I2PL+(エリプス社)
フォトシルクプラス(DEKA社)

その効果について
各メーカーごとにいろいろ言ってますが
基本的に、似たようなものです

美容皮膚科ナビでは
上記の光機器の総称として
「フォトフェイシャル系」として
説明させていただきます。

バージョンについて

ルミナス社フォトフェイシャルは1999年発売です。
それを初代フォトフェイシャルとすると
二代目はフォトフェイシャルファースト
三代目はフォトフェイシャルM22となります。

他のメーカーも同様に、例えば
エリプスフレックスを初代とすると
二代目はエリプスフレックスPPT
三代目はエリプスI2PL+となります。

バージョンについては
新しい方が改良されていますが
それでもQスイッチレーザーや
ピコレーザーには勝てません。

ADMが苦手な理由

ADMは深い位置にあるシミなので
フォトフェイシャル系では
熱がそこまで届きません。

シミの種類がADMの場合には
Qスイッチレーザーかピコレーザーでなければ取れません。

フォトフェイシャル系を何回照射しても取れないので注意してください

肝斑が苦手な理由

肝斑治療については
反対意見があるものの
レーザーを低出力で照射していく
トーニング治療が主流となっています。
(内服療法も併用します)

レーザートーニング
Qヤグトーニング
ピコトーニングなどです。

光でも弱く照射していくことは可能ですが
メラニンは排出されないと言われており
光トーニングはほとんど行われていません。

肝斑は刺激を加えると悪化することがあります。
フォトフェイシャル系でも肝斑に刺激が加われば悪化することがあるので注意してください

薄いシミが苦手な理由

シミは光やレーザーが
メラニンの色に反応するから取れます。

薄いシミはメラニンの色が弱く
光やレーザーが反応しにくいので
どの機種でも苦手となります。

ただ、光で取れなかったシミが
Qスイッチレーザーやピコレーザーで
取れることがあります。

薄いシミに対する効果は
フォトフェイシャル系が一番弱いので注意してください

フォトフェイシャル系の存在意義

取れないシミもありますが
ソバカスや加齢性のシミなら
取れることが多いと思います。

あと最大のメリットは
ダウンタイムが非常に短い点です。

Qスイッチレーザーやピコレーザーだと
炎症後色素沈着のリスクが高まります。
かえって色が濃くなり、数ヶ月間綺麗にならないことがあります。

この点フォトフェイシャル系だと
炎症後色素沈着のリスクが非常に低いので気軽に受けることができます。

また、後述しますがフォトフェイシャル系は
シミ治療以外でも、赤ら顔治療や、ニキビ治療でも使われています。

最初の診断が大切

ここまで説明してきたように
シミ治療を目的とする場合には
取れないシミがある以上、
最初の診察が非常に重要になります。

信頼できる医師がいるクリニックに行くことが大切です。

フォトフェイシャル系の回数

「このシミを取りたい」という目的なら
3回位を目安にするのがよいと思います。

3回施術を受けてみて反応してないなら
フォトフェイシャル系はあきらめて
Qスイッチレーザーやピコレーザーに
切り替えるのがよいでしょう。

既にシミなどがなくても
メンテナンスの意味で定期的に受けることも可能です。
この場合は、特に回数の制限はありません。
(施術期間は空けた方がよい)

赤ら顔治療について

顔が常に赤い場合には、かなり有効です。

普段は赤くないのに緊張したり
のぼせた時に赤くなるようなタイプだと
多少の効果はあるものの、根本的な解決にはなりません。

赤ら顔治療については
フォトフェイシャル系の症例写真があるので、そちらを参照してください。

赤ら顔治療の症例写真

ニキビ治療について

フォトフェイシャルのニキビ治療については
2つの意味があるので注意が必要です。

【1つ目】
フォトフェイシャルアクネスという製品があり、その意味で使われています。
これはアクネ菌をやっつけてニキビを治そうとする機種ですが、アクネ菌が落ち着いている期間は長くないので、短い間隔で受け続けなければいけません。

お金がかかるわりには、たいして効果はありません。
この種の治療を受けたいのであれば、保険適応になっている「クリアタッチS」を受けることをおすすめします。
料金負担が軽くなります。

【2つ目】
これはフォトフェイシャル系に限った話ではありませんが、ニキビに対して、レーザーや光をある程度強く照射すると
皮脂腺がダメージを受けて、一定期間はニキビが出にくくなります。

その治療としてフォトフェイシャル系が使われることがあります。
レーザーだと、Vビームとか、ロングパルスのレーザーが使われたりします。

この2つ目については
フォトフェイシャル系の症例写真があるので、そちらを参照してください。

ニキビ治療の症例写真

全国のフォトフェイシャルM22関連情報

フォトフェイシャル系の掲載最安値

フォトフェイシャル系機種の
掲載最安値を紹介します。
(通常料金です)

フォトフェイシャル系の機種一覧

しみ治療関連情報

上に戻る