スピロノラクトン

スピロノラクトンによるニキビ治療について
簡単にまとめておきます。

同じくホルモン療法になる
以下のページも参照ください。

低用量ピルによるニキビ治療

スピロノラクトンの位置づけ

スピロノラクトン内服は対症療法になります。

ニキビ治療には
出来てるニキビを治癒する面と
新たなニキビ発生を予防する面の
2面性がありますが

スピロノラクトン内服は
予防がメインとなります。

男性ホルモンをおさえて
皮脂の量を通常に戻すことで
ニキビ発生を予防しようというもの。

スピロノラクトン内服のニキビ治療ガイドライン評価

ニキビ治療ガイドラインでは
スピロノラクトン内服の推奨度はC2です。
(CQ24)

【コメント】
低用量ピル内服の推奨度もC2ですが
ニュアンスが違っています。
低用量ピルだと
使用してもよいが推奨しない。
スピロノラクトンだと
単に推奨しないとなってます。
かなり批判的な内容です。

ホルモン異常とニキビ発生

女性の大人ニキビの原因として
ホルモン異常がよく取り上げられています。

とりあえずメインとなる
2種類のホルモンを挙げておくと
女性の黄体ホルモンと
女性の男性ホルモンになります。

それらのホルモン異常により
ニキビが出来ることがあるという話です。

なお、なぜ黄体ホルモンや男性ホルモンが
乱れるのかは、はっきりとした
原因は分かりません。

無理なダイエットだったり
ストレスによる自律神経の乱れだったり
食事内容が影響していたりと
特定は難しいと思います。
(隠れた病気もあるかもしれません)

スピロノラクトン内服によるニキビ治療とは

男性ホルモンを直接的に
ターゲットとする治療です。
男性ホルモンの抑制を目指します。

もちろん、ホルモン異常に対して
日常生活で対応できることは
同時に行います。
(怪しいことを避ける生活)

処方されるスピロノラクトン

アルダクトンAが多いです。

スピロノラクトンの注意点

体内への副作用が考えられるため
扱いに詳しいドクターに
診てもらうようにしてください。

なお、男性は使えません。
女性化乳房のリスクがあります。

ホルモン治療関連情報

上述のように主な対象は
女性の黄体ホルモンと
女性の男性ホルモンになります。

スピロノラクトンは
男性ホルモンをターゲットにします。

これに対して、
まず黄体ホルモンをターゲットにして
間接的に男性ホルモンを抑えるのが
低用量ピル内服治療です。

低用量ピルによるニキビ治療

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