ベピオゲルまとめ

ニキビ治療の新薬として
ベピオゲルが保険適用となりました。
(2015年4月1日)

今後、利用者が増えそうなので
ベピオゲルについてまとめておきます。

ベピオゲルと同じ成分を含む薬が
2015年7月に保険適用となりました。
デュアック配合ゲルと言います。

デュアック配合ゲル解説はこちら

製品名や成分情報

発売は、マルホという製薬会社。
名称は、ベピオゲル2.5%。
成分は、過酸化ベンゾイル。
(1g中に過酸化ベンゾイルが25mg)

過酸化ベンゾイルとは?

日本のプロアクティブには
入っていない成分だけど
海外のプロアクティブには
入っている成分としてネット上では
かなり前から有名な成分です。

どんな効果が期待できる?

ニキビ菌や表皮ブドウ球菌に対する
抗菌作用が期待できます。

なお、ニキビ菌は常在菌なので
一度抑えても、またすぐに出てきます。
従って、一時的に抑える効果となります。

ただ、耐性が起こりにくいので
継続使用しやすくなっています。

メーカーのサイトを確認すると
1960年代から使用されているけど
薬剤耐性菌の報告は無いとのことです。
これは意外とポイント高い。

抗菌作用以外にも
ディフェリンのように
表皮をむく力もあるというので
毛穴つまり抑制も期待できます。
ただ、ディフェリンに比べれば
その力は弱いと思われます。

予防としても使える

メーカーは、塗る場所について
ニキビの出来ている場所だけでなく
その周囲も含め広めに塗ることを
推奨しているので
治癒だけでなく、ニキビ予防としても
使える薬になりそうですね。

副作用は?

表皮がむけたり、赤みが出たり、
乾燥感が出たりという
ニキビ治療薬にありがちな
副作用です。

この他にも、肌への刺激があります。
ヒリヒリ感というか、しみる感じ。
これが過酸化ベンゾイルの特徴です。

あと、少数ですが
アレルギー反応が出る人がいるとのこと。

妊娠中や授乳中は使える?

メーカーのサイトを見ると
使ってはいけないわけではないけど
可能な限り避けましょうという立場。
安全性は確立していないので。

これでどう変わる?

日本のニキビ治療は世界の流れから
大きく遅れていると
言われることが多いです。
しかし、このベピオゲルの登場で
ようやく保険適用で出来るニキビ治療が
揃ってきた感じです。
(数年前にディフェリンが保険適用)

ただ、ベピオゲルやディフェリンは
あくまでも対症療法なので、
治療を止めてしまうと、
ニキビが再発することがあります。

ディフェリン+ベピオゲルで
治る人は増えると思いますが
逆に、それでも治らない人にも
注目が集まっていくと思います。

ディフェリン+ベピオゲルでも
治らなかった人に対して
より根本的な治療はないかという
流れになっていくのでは。

補足

ベピオゲルと同じく
過酸化ベンゾイルが入った塗り薬が
保険適応となりました。
デュアック配合ゲルといいます。

デュアック配合ゲル情報はこちら

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