サプリメントの品質

どのようなサプリメントを
選んでいけばよいかについて
説明しておきます。

私の体験談

友人・知人がなんらかの体調不良を
訴えてくることがあります。
(あいさつがわりかもしれませんが・)

そこで私が、サプリでも飲んだら?と
提案すると
サプリなんて飲んでも効かないよwと
鼻で笑われてしまいます。
こんな経験は一度や、二度ではありません。

このようなサプリへの不信は
仕方のないことだと思います。
今まで発売されてきたサプリは
ほとんどがゴミみたいなサプリでしたから。
健康にしてあげようなんて思ってませんよ。
儲けることが第一ですから
健康食品会社なんてもんわ。

サプリの効果と規制

ゴミのようなサプリでは
効果なんて出ません。
それを効果がありますとして売るなら
当然、規制するべきとなります。
薬事法の出番です。

ただ、現在の薬事法規制は
直接的に効果を言わなければセーフとか
ザルのようなものですけど。

このような現状において
どのように効くサプリを
選んでいけばよいのでしょうか?

考え方

サプリ・健康食品を考える時には
以下の4つを検討するとよいでしょう。

1:エビデンスのレベル
2:成分自体の目的への影響力
3:製造過程・原材料の品質等
4:サプリ摂取後の検査データ確認

トクホや機能性表示サプリも
この4つで考えます(別ページで解説)

1:エビデンスのレベル

エビデンスというのは
科学的な裏付け(実験データ)のことです。

たしかに、エビデンスは重要ですが
弊害もあります。

エビデンスがあることで
それをアホみたいにアピールしてくる
会社も少なくないですよね。

しかし、エビデンスにはレベルがあります。
つっこみどころ満載のお粗末なものから
よくここまで追跡して調べたね~と
感心してしまうものまでいろいろです。

エビデンスにも、レベルがある!
これは凄く重要な点です。

では、私たちは何をしたらよいのか?
一般人である私たちが
そのエビデンスを覆すことは無理でしょう。
そこまでする必要はありません。

私たちは、いちゃもんをつけるだけでOKです。
総会屋、クレーマー、姑の如く
細かいところに突っ込みを入れるだけです。
それでかまいません。

じゃあ、○○だったら、どうするんだよ!と
ツッコミを入れます。
最初から怪しいものだと疑うことが正解。

2:成分自体の目的への影響力

まず、そのサプリ・健康食品が
どのような結果を出したいのか
あるいは、どのような目的で
作られたものなのかを考えます。

次に、その結果・目的に対して
使用する成分がどれだけ
影響力を及ぼしうるかを考えます。

例えば、痩身目的のサプリや
健康食品・健康飲料があったとします。
結論からいいますが
痩身目的ということであれば
現時点で登場している製品には
目的への影響力が大きいものは
存在していません。

体重の増減に影響するものは
いろいろあると思いますが
サプリや健康食品では
及ぼす影響力が小さすぎます。

他の要素が強すぎるのが痩身分野です。
いかに品質のよいサプリでも
無理なもんは無理なんです。
成分のポテンシャルが低すぎです。

痩身目的であれば
もっと効率の良い方法はあります。
(他のページで解説します)

痩身目的はサプリが苦手な分野!
これ凄く重要な点です。

逆に、得意な分野を1つ挙げるとすれば
活動的になることを目的にした場合です。
その目的に対しては
ビタミンB群・ナイアシン・鉄が
大きな影響力をもっています。
(サプリの詳細は他で解説します)

3:製造過程・原材料の品質等

1のエビデンス(実験データ)や
2の目的への影響力は
品質が保たれていることが前提です。

では、その品質については
どのように判断すればよいのか?
利用者の主観だけで決めてよいのでしょうか?

一昔前は、GMP基準を満たした工場で
生産されたことが挙げられていましたが
ちょっとどうなのかな?と私は思っています。

GMPは、サプリメント製造を
依頼された工場側の話です。
ちゃんとした工場で作りましたよと。

原料にどこまでこだわるかは
メーカーが決めることで
GMP関係ないですから。

なので、GMP基準については
最低限の基準を満たすもの
くらいに
理解しておくのがいいですよ。

使用する原料の品質を
私たちが調べることは困難です。

結局のところ、以下で説明する基準で
判断していくしかないと思います。

4:摂取後の検査データ確認

サプリを一定期間飲んだ後の検査で
良いデータが多く出ているサプリは
品質の良いサプリという基準
です。

当たり前のように思われますが
今までは行われてきませんでした。

コンビニ・薬局・通販のサプリ飲んで
血液検査する人いませんよね。
(飲む前の血液検査も必要ですし)

誰も調べないから
いい加減なサプリを作っても
メーカーは安心しているわけです。

しかし、今は調べることが可能です。
医療機関がサプリを使って
治療を行うようになっています。

事前に血液検査をして検査結果を待ちます。
結果が出たらサプリを飲んでもらい
一定期間後に再度、血液検査をします。
サプリの効果を客観的に確認できる
仕組みになっています。
(数値の変化を見ます)

医療機関との提携は必須

4の基準には前提があります。
血液検査が出来るのは
医療機関のみですから
医療機関と提携したメーカー
サプリメントが前提となります。(注1)

その上で、良いデータを多く出している
サプリメントを選ぶことになります。

(注1)
提携していないメーカーのサプリでも
栄養療法をやってる先生に
事情を話してお願いすれば
血液検査は可能になると思いますよ。

どっちが良いサプリか比べたいなら
摂取後の検査データで
ガチ勝負したらいいんです。

サプリを飲む前に確認できること

主観的な情報としては
他人がサプリを使用した情報を
確認することができます。
いわゆる口コミです。
でも、「他人」の「主観」ですからね。

客観的な情報として
エビデンス確認はできますが
目の前にあるサプリの品質を
知ることはできません。

また、同じく客観情報として
GMP基準も確認可能ですが
目の前にあるサプリの品質を
知ることはできません。

そして、客観情報として
他人のサプリ摂取前と摂取後の
数値変化データの確認です。
どのサプリを何ミリグラム摂取して
どこの数値に変化が起きたのかという情報です。

但し、このような細かい情報になってくると
少し情報入手が難しいかもしれません。
栄養療法を行っているクリニックで
カウンセリングを受けに行けば
教えてもらえるとは思いますが。

サプリ摂取後に確認できること

主観的な情報としては
サプリを飲んだ自分の感想です。
自分には効いたと思って
品質が良いサプリと判断することは
悪くはないんですけど
他人に薦めるには、説得力に欠けますね。

客観的な情報としては
自分の摂取後の検査データです。
良い方向に検査数値が変化して
体調も良くなってきたなら
効いている理由も説明できますよね。

他人に薦めるなら
明確な客観情報+自分の主観です。

まとめ

品質の良いサプリメントを探す方法は

医療機関と提携したメーカーの
サプリメントであること
 +
サプリ摂取後の検査データで
良い数値変化が出ている
サプリメントであること

サプリ品質の話は以上ですが
医療機関でどのような
サプリ治療が行われているか
簡単に説明しておきます。
興味のある人は読んでみてください。

栄養療法について

医療機関がサプリメントを
治療に使用することがあります。
保険のきかない自由診療としてです。

その治療の名称は
オーソモレキュラーとか
分子整合栄養療法とか
単に、栄養療法と呼ばれています。
(ここでは短い栄養療法で呼びます)

この栄養療法で使用するサプリですが
分類すると2つに分けることができます。

1つは、医療機関を受診しないと
出してもらえないサプリメントです。

もう1つは、通販でも買えるサプリです。
そのサプリを医療機関が治療に使用します。

栄養療法と効果について

前述したように、薬事法があるので
サプリの効果は主張できませんが
その規制は時代遅れとなっています。
(機能性表示については後述)

医療機関が治療に使う理由は
医薬成分の入ってない純粋なサプリでも
「効果」があると考えているからです。
数人の医師の考えというなら
そう考える人もいるんだねくらいの話ですが
現在、多くの医師が効果のあるものとして
サプリメントを治療に使用しています

効果のあるサプリの扱い

毒にも薬にもならないサプリなら
薬局で売ろうがコンビニで売ろうが
どうでもいいんですよ。

逆に、効果があると危険も増えます。
副作用ですよね。

ですから、効果があると考えている
サプリメント会社は
医療機関で受診して出すシステムで
提供しているのだと思いますよ。
(決まりはないようですが)

栄養療法の現状

詳しくは、他のページで解説しますが
ここでは、溝口系の栄養療法の話をします。

初診時に血液検査をして
その後、検査結果が出てから
サプリメントを使った治療になります。
その後、だいたい3か月後くらいに
再度、血液検査をして変化をみます。
その後も、継続的に血液検査をします。

全国で栄養療法が行われていますが
その検査データが溝口先生のもとに集まります。
その後、情報の分析後に
情報の共有となります。
全国から情報が集まってきますから
莫大な量になっていくわけです。

最初にエビデンスの話をしましたが
通常のサプリ販売であれば
最初にエビデンスが出た後は
サプリを売りまくるだけとなります。
(実験は終了しています)

しかし、この栄養療法では
エビデンスを求める実験は
現在進行形で続いています

つまり、今までのエビデンスが
より高いレベルのエビデンスに変化したり
新しいエビデンスが出ることもありえます

この点が、栄養療法の最大の強みですね。

栄養療法やってない先生は
少し危機感をもった方がいいですよ。
おいしいエビデンスは
みんなもっていかれてしまいますよ。

栄養療法とサプリの摂取量

私は、栄養療法については
主観+客観的なデータにより
効果はあると認識しています。

前述したように
良い数値変化の客観データがあれば
品質が良いと考えるわけですが
実は、1点だけ補足があります(小声)。

栄養療法では、治療内容によっては
摂取量がかなり多くなります。
例えば、厚労省が出しているような
摂取推奨量を超えて出すこともあります。

従って、客観データが変化する理由は
サプリの品質+サプリの摂取量が
正しい説明になると思います。

ページ作成日

2014年11月26日作成。
その後、随時更新予定。

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