手汗ボトックスと足裏汗ボトックスの効果

手のひらに汗が大量に出る
手掌多汗症は、
けっこう前から話題になっていて
胸腔鏡下交感神経遮断手術が有名です。

一方、足裏汗の場合には
それほど日常生活で問題にならないのか
あまり話題にはなっていません。

手汗の場合には、
ペンで字を書くときに濡れてしまう
人と握手が出来ない等
他人から認識されてしまう点が
足裏汗とは違う点ですね。

手掌汗、足裏汗の対応として
ボトックス治療もあるわけですが
一般的にはなっていません。
それは何故なのか?

手のひらや、足裏に注射を打つと
拷問に近い痛みになるからです。

ですが、この痛みさえクリアすれば
お手軽な対応手段になります。

目次

1:名称と製品について
2:胸腔鏡下交感神経遮断手術
3:ボトックスは、お手軽
4:痛みについて
5:効果について
6:料金について
7:今までの手足ボトックス
8:これからの手足ボトックス
9:手足ボトックスの副作用
10:手足ボトックスが可能なクリニック
11:関連:冷え症ボトックス

名称と製品について

手汗ボトックスと足裏汗ボトックスは
施術名として考えます。
ボトックスというのは
ボツリヌス治療の総称の意味があり
手汗ボトックス・足裏汗ボトックスと呼んでも
使用する製品は、ボトックスに限られません。
(安い製品、高級な製品いろいろです)

以降、どのボツリヌス製品を使用しても
手汗ボトックス、足裏汗ボトックスとして話を進めます。

ボツリヌストキシン製品一覧はこちら

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胸腔鏡下交感神経遮断手術

胸腔鏡下交感神経遮断手術は、
全身麻酔が基本です。
完全に眠った状態なので
痛みはありません。

今は、交感神経をクリップ止めておき
代償性発汗がひどく、戻したい場合には
そのクリップを外す方法もあります。
(外すなら、なるべく早く外す必要あり)

クリップを止める場所は、
手汗だと第二または第三肋骨の高さです。
この位置だと手汗は、ほぼ完全に止まります。

ただ、代償性発汗が多くなり
手のひらの乾燥も問題となります。
以下のページが詳しいです。

NTT東日本関東病院 ペインクリニック科

その他、遮断する交感神経の位置を
第四肋骨の高さにするクリニックもあります。
このクリニックでは、交感神経は
クリップ止めではなく完全遮断です。
これも全身麻酔の手術になります。

この手術の場合、
代償性発汗は、第二、第三の遮断よりは
軽くなりますが(軽度~中度)
手汗は完全には止まらないとのことです。
(過剰に出ることはなくなる程度)
以下のページが詳しいです。

おだクリニック

美容皮膚科ナビとしては
どちらの手術がよいのか分かりませんが
一応、そのような手術もあるということで
紹介しておきます。

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ボトックスは、お手軽

胸腔鏡下交感神経遮断手術は
全身麻酔による手術です。

基本的に永続的な治療なので
効果は高くなります。
但し、戻したい場合に困ります。

一方、ボトックス治療の場合
効果持続期間は
4~6ヶ月くらいですが
使用する量(単位数)にもより
持続期間の増減に影響します。

永続的ではないという点が
お手軽なメリットになります。

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痛みについて

但し、手のひらや、足の裏は
直接に注射をすると
非常に痛みが強い場所として有名です。

その痛みの強さが理由で
あまりボトックスによる治療が普及していません。

痛みの対応方法としては
いくつか考えられます。

まずは、胸腔鏡下手術のように
全身麻酔で行う方法。
ただ、全身麻酔は麻酔専門医がいて
管理が整った場所で受けないと危険です。 (自由診療の全身麻酔は高いです)

次に、静脈麻酔もあります。
静脈麻酔の場合にも危険はありますが
看護師がいれば、まず大丈夫です。

次に、局所麻酔ですが
それを打つ場所は当然手足になるので
局所麻酔自体が激痛になります。

次に、表面麻酔ですが
若干、痛みが減る程度と
考えておくのがよいと思われます。
表面麻酔だけで痛みなく注射打てるなら
もっと普及しているはずです。

その他、メドジェットという機器と使い
痛み対策しているクリニックもあります。

なお、麻酔といえば
ペインクリニックが専門ですが
彼らはボトックスに詳しくありません。

美容外科医や美容皮膚科医の方が
麻酔とボトックスの両方に詳しいですね。

上記から考えると
静脈麻酔で眠った状態で受けるか
局所麻酔で何か工夫をするか
表面麻酔をして痛みに耐える方法が
現実的だと思われます。

つまり、ボトックス料金に
麻酔料金がプラスされた金額になります。

麻酔料金がもったいないと思う人は
超激痛になりますが
麻酔なしでチャレンジするのもありです。

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効果について

皮膚科学会が作成している
原発性局所多汗症診療ガイドラインに
手汗のボトックス治療の効果が書かれているので
参考にされるとよいでしょう。

「掌蹠多汗症の患者にA 型ボツリヌス毒素(BT-A)の局所投与は発汗量を減少させ有効であるが,投与量や有効期間にばらつきがあり,重症度に合わせて投与量を考慮する必要がある.ただし,本邦では現在保険診療として認められていない」

原発性局所多汗症診療ガイドライン(PDF)

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料金について

手汗や足汗の治療では
ボトックスは保険がきかないので
(脇汗だと保険が使えます)
ボトックス製品自体が高くなります。
製品の種類にもよりますが
100単位使用するとすれば
5万~10万円くらいかかります。
より強い効果を出すために
200単位使用するクリニックもあります。

これに静脈麻酔等の麻酔料金が
さらに料金が上乗せされます。

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今までの手足ボトックス

上記のように
痛みの問題点、
効果自体の強さの問題点、
効果の継続期間の問題点があります。

この点について
あまり改善されてこなかったのが
今まで、あまり行われてこなかった理由といえるでしょう。

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これからの手足ボトックス

まず、痛みの点ですが
前述のように美容クリニックでは
麻酔に詳しいクリニックが多く
また、最近は、メドジェットという
針ではない注入機器も存在しています。
痛みに耐えられなければ
正確な注入も難しくなるので
ここはクリアしなければなりません。

次に、効果自体の強さや持続期間ですが
これは、注入する単位数だけでなく
注入する深さや、拡散具合が重要となります。

手足の皮膚は他に比べると硬いので
うまく拡散しないことが考えられます。

この点を工夫することで
最大限の効果が得られるのではないかと考えています。

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手足ボトックスの副作用

皮膚科学会のまとめている
原発性局所多汗症診療ガイドラインによると
握力低下がありうるとされています。
(もちろん、一過性の症状)

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手足ボトックスが可能なクリニック

美容皮膚科ナビでは
手足ボトックスに力を入れている
クリニックを紹介していこうと思っています。

手汗ボトックスに詳しい美容皮膚科

足裏汗ボトックスに詳しい美容皮膚科

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関連:冷え症ボトックス

冷え症の1つのタイプとして
「冷えのぼせ」と呼ばれるものがあります。

冷えのぼせの場合
足裏と顔に汗をかくことが多いです。

足裏の汗は、冷えをさらに強めることになり
逆に、顔は暑くほてり顔汗が出ます。
頭寒足熱が健康状態と言われていますが
その真逆が、冷えのぼせの状態です。

足裏ボトックスや顔汗ボトックスにより
症状を和らげることが可能です。
詳しくは、以下のページを見てください。

冷えのぼせボトックスとは

顔汗ボトックスとは

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