フォトフェイシャルとは

フォトフェイシャルという言葉は
光照射治療の総称として使われることもありますが
ここでは、ルミナス社のフォトフェイシャルを扱います。
(「フォトフェイシャル」はルミナス社の商標登録)

フォトフェイシャル治療の対象機種

ここではフォトフェイシャル治療が可能な機種である
ナチュライト」(単体)を取り上げます。

ルミナスワン」(複合機)の
フォトフェイシャルファーストハンドピースについては
別ページで解説します。

フォトフェイシャルM22についても
別ページで解説します。

パルス幅と光の波長

パルス幅と波長はシミ治療の重要なポイントになります。
光照射によるシミ治療の考え方(パルス幅と波長)
読んでおくと分かりやすいかも。

フォトフェイシャルのパルス幅

2ms~10ms

QuantumSRは6ms~26ms(?)だと思ったけど

フォトフェイシャルの波長

560nm~1200nm

560nmヘッド (シミ治療の基本となるヘッドです)
590nmヘッド (主に赤ら顔治療で使われるヘッドです)
640nmヘッド (少し深めのシミに有効なヘッドです)

注意:
640nmヘッドは深めのシミ用といっても
真皮にあるシミは取れません。

フォトフェイシャルの効果(シミ・くすみ)

フォトフェイシャルの照射によって
全てのシミが取れるわけではありません。
光にシミの色が反応しなければシミは取れません。

波長は短い方がシミに反応します。
この点、フォトフェイシャルは
一番短い波長でも560nmです。
これは現在の光シミ治療機器の中では
シミへの反応が弱い部類になります。

従って、フォトフェイシャル(ナチュライト)だと
色の薄いシミなどは取れないことが多くなります。

また、深い位置にあるシミは光では取れません。
例:後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)
そのようなシミはQスイッチレーザーでしか
取れない場合が多いので注意が必要です。

もちろん
色が薄いとか深い位置のシミでなければ
簡単に取れるシミも多いので
まだ利用価値はあるといえます。

シミ治療回数

光シミ治療全般に言えることですが
レーザーに比べると
治療回数は増えます。

最初、肌の状態確認のため弱く打つこともあるので
1回目でシミが取れなくても
2回目でシミが取れることもあります。

ただ、2~3回治療しても取れなかったら
そのシミは反応しないシミとして
次の治療手段を考えることも必要です。
色が薄いのが原因と思えるなら
もっと波長の短い光機器を試すとか。

シミの取れ方

1、2日経って、シミの部分が徐々に盛り上がってくれば
反応しているので成功です。
1週間以内に、その部分がポロっと取れるでしょう。
完全に取りきれなければ、
次回以降に再チャレンジすることになります。

シミが取れた跡

レーザー照射の跡に比べると
光照射の跡は、目立ちませんし
肌になじむまでの時間も短いといえます。
炎症後色素沈着が生じにくいのが光治療の
最大のメリットと考えてください。

光照射によるシミ治療が
人気施術になるのは当然ですよね。

フォトフェイシャルの効果(肝斑)

最近は、光照射による肝斑も可能であると
言われることが多くなってきました。

ただ、肝斑治療全般にいえることですけど(レーザー含む)
肝斑はとてもデリケートな症状なので
照射設定を間違えると逆に悪化することもあります。

なので、もしフォトフェイシャルで
肝斑治療をする場合には
肝斑治療の知識があるクリニックにしましょう。
少なくともウェブ上で肝斑治療をどのように
行うのか明確にしている所を選びましょう。

フォトフェイシャルの効果(赤ら顔)

フォトフェイシャルでの治療の場合
照射後の腫れや赤みはほとんど出ません。
1回で大きな効果が出るわけではありませんが
回数を重ねるごとに治癒していきます。
590nmヘッド での治療が効果的です。

補足:
冬場の温度差や緊張で赤ら顔になる場合には
照射前に熱いタオルなどで
皮膚を事前に暖めておくこともあるそうです。
(皮膚が赤くなって反応しやすくなるから)

フォトフェイシャルとホクロ

基本的に、ホクロはとれません。
ホクロにフォトフェイシャルを照射すると
治療後にホクロが濃く見えます。
でも、ずっと濃く見えるわけではなく
1週間以内に元の色に戻ります。
害は無いと思いますが、気になる人は
ホクロを避けて照射してもらうようにお願いしてみましょう。

補足:
ホクロが取れることもあるそうです。
ただ、CO2レーザーやQルビーレーザー等が
揃っているところでは、フォトフェイシャルがあっても
ほくろ除去にフォトフェイシャルは使わないと思いますよ。

なので、フォトフェイシャルでホクロ除去が可能でも
例外的に使われることがあるという認識でいいと思います。
これは、光照射機器全般にいえることです。

フォトフェイシャルを受ける前に

いくつか確認しておきましょう。

ヘッドは揃っているか?
数種類のヘッドを使用した場合の料金は?

数種類のヘッドを使用した場合に
料金が追加される場合があるので
あらかじめ確認しておきましょう。

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